auじぶん銀行は2025年11月適用分の住宅ローン金利を公表しています。
金利は全体として上昇基調にある一方で、当初固定や変動など主要タイプで引き続き積極的な水準が提示されており、ネット完結の手続きと合わせて選択肢としての存在感は依然高い状況です。
同銀行の住宅ローンは、がん50%保障団信を金利上乗せなしで選べることが大きな特徴です。所定の重大疾病や長期入院に備える保障を含めたプランを、年齢条件の範囲内で負担を抑えて利用できる点は、金利以外の安心材料として評価されています。さらに、健康状態に不安がある人でも申し込みやすいワイド団信に対応し、書類の郵送を伴わずパソコンやスマートフォンだけで申込から契約まで完了できる利便性も、他のネット銀行と比べた強みです。
もっとも、2025年春の改定以降は基準金利の引き上げが続いており、かつての最低水準と比べれば見た目の金利はやや高めに移行しています。今後も市場金利の変動に応じて適用金利が見直される可能性があるため、検討にあたっては最新の適用金利と引下げ条件、当初期間終了後の引下げ幅をあわせて確認することが重要です。
住宅ローンは総返済額を左右する長期契約です。auじぶん銀行の利便性や付帯保障の厚さをどう評価するかに加えて、他のネット銀行や地銀の金利・事務手数料・繰上返済の柔軟性と比較し、当初期間後の金利や返済額の変化まで視野に入れたうえで、総返済額と安心感のバランスで判断するのが賢明です。
SBI新生銀行が<SBIハイパー預金開設者限定>住宅ローン金利優遇プログラムを開始

「SBIハイパー預金」を開設いただいている方が、「パワースマート住宅ローン(変動金利・半年型)」をお借り入れいただく場合、当初借入金利より年0.09%引き下られます。
目次
auじぶん銀行の2025年11月の金利を確認
auじぶん銀行の住宅ローンの変動金利は2025年4月に大幅引き上げ
<2025年11月の住宅ローンの金利>
変動金利(全期間引下げプラン・新規借り入れ):年0.834%※1
※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5 年、10年に限定されます。
2025年4月の金利引き上げにより、auじぶん銀行の住宅ローンは、ネット銀行の中でも相対的に金利に割高感が出てきています。これまで他行と比較してもトップクラスの低金利を維持していましたが、今回の金利見直しにより、金利を重視するユーザーにとっては、やや魅力が薄れてきた印象もあります。
変動金利タイプの住宅ローンは低金利が最大の魅力ですが、将来の「金利上昇リスク」がある金利タイプでもあります。日銀による大規模な金融緩和も続いており、この数年のうちに右肩上がりで大きく上昇する可能性は低いという意見が多いのですが、そのリスクは完全に排除できるものではありません。
実際に2024年7月、2025年4月にauじぶん銀行は変動金利を引き上げるという判断をしています。
今、日本においては変動金利タイプの住宅ローンが人気を集めていますが、変動金利タイプは将来の金利上昇リスクがある金利タイプです。変動金利タイプで借り入れた場合、住宅ローンの返済を早期に進めることが金利上昇リスクに対する最大の対策になります。
そのためには、繰上げ返済を積極的に活用することも大切ですが、住宅ローンを選ぶ段階でとにかく金利の低さにこだわって、少しでも早く住宅ローンの返済が進むように心がけることが重要です。
住宅ローンの指標である長期金利の動向
住宅ローンを検討する際には、各銀行の金利だけでなく、固定金利に大きな影響を与える「長期金利(10年物国債の利回り)」の動向をしっかり把握しておくことが欠かせません。
長期金利は、金融機関が10年固定型やフラット35といった固定金利タイプの住宅ローンを設定する際の基準となる重要な指標です。近年、世界的なインフレ高止まりと米国の政策金利の高水準を背景に、国内でも長期金利が上昇傾向を強めています。
2024年3月には、日本銀行が2016年以来続けてきたマイナス金利政策を正式に解除し、17年ぶりとなる利上げを実施。その後も2024年7月、2025年1月と段階的に追加利上げが行われ、金融緩和から正常化への流れが鮮明になりました。
こうした政策転換を受けて、2025年10月には10年物国債の利回りが一時1.6%を超え、2007年以来となる高水準を記録しています。長期金利が上昇すれば、固定金利型住宅ローンの金利も連動して上昇する傾向があるため、今後さらに固定金利が上がる可能性も視野に入れておく必要があります。
住宅ローンの借入を検討している方にとって、今はまさに“金利上昇への転換期”。これから金利が上がる局面であることを踏まえ、早めの審査申込や金利タイプの見直しを行うことで、将来の返済負担を抑えることができます。固定金利・変動金利のどちらを選ぶかは、ライフプランやリスク許容度を踏まえて慎重に判断することが重要です。
参考:日本相互証券
auじぶん銀行の特徴は?
auじぶん銀行の特徴は低金利なだけではありません、ここで改めてauじぶん銀行の住宅ローンのメリットを解説していきたいと思います。
メリット.1 無料で付帯する3つの「疾病保障」
auじぶん銀行の大きな特徴の1つが「がん50%保障」、「4疾病保障」、「全疾病長期入院保障」が無料で付帯する保障の手厚さです。
※満50歳までの方が加入可能。
日本では2人に1人はがんと診断され、3人に2人が治療によりがんから生還するというデータが有りますが、がんのリスクに備えることは非常に重要です。
長期間の返済になる住宅ローンの場合、万が一、がんを患い高額な治療費や入院費が発生した場合の返済負担の軽減というのは大きなメリットですし、がんと診断されたら支払われるので、早期に発見し術後にすぐ仕事に復帰しても住宅ローン残高は半分になります。
支払の条件に1年間も就業不能の状態が続かなければ受け取れない条件の厳しい保障もありますが、「がん50%保障団信」は「がんと診断されるだけ」という保障を受け取る条件の低さが驚きの保障です。
その「がん50%保障団信」とともに付帯される「4疾病保障」は4疾病で所定の状態になると住宅ローン残高が半分になり、「全疾病長期入院保障」は、けがや病気(精神障害を除く)で継続180日以上の入院となった場合に残りの住宅ローン残高が0円になる保障です。
これらの保障が金利上乗せなしの無料で付帯することがauじぶん銀行の住宅ローンの特徴の1つです。

メリット.2 申込みから契約までスマホで完結
国内最大手の通信会社が出資しているだけあって、契約までスマホだけで完結できるのも特徴です。
大手銀行では依然として、契約書類などは紙の契約書が主流ですし、記入や捺印し郵送するのが当たり前です。しかし、auじぶん銀行ではいままでの紙の書類を無くしデータ化することで郵送の手間を省いています。
店舗に来店不要なので、移動時間も気にしないでいいですし、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスの感染予防にもなります。インターネット回線さえあればいつでも好きなときに好きな場所から申込みの手続きが行える手軽さはネット銀行ならではの特徴です。
さらに審査書類を郵送しないため審査の時間も大幅に短縮できます。
また、電子契約を導入することで契約書に収入印紙を貼る必要がないことも大きな特徴です。
低金利に手厚い保障、手軽な申込み方法など新しい住宅ローンとしてauじぶん銀行は非常におすすめです。
気になる方は気軽に申込みをおこなってみましょう。
auじぶん銀行の住宅ローンのメリット・デメリットを詳しく解説したこちらの記事も参考にしてみて下さい。
>>auじぶん銀行の住宅ローンの落とし穴とは?【メリット・デメリット】
※紹介している内容の正確性には万全を期していますが、商品について詳しくはauじぶん銀行の公式サイトから必ずご確認お願いします。
住宅ローン比較・ランキング記事
- 投稿タグ
- auじぶん銀行

